ボクシング・8回戦:辰吉強打の息子、寿以輝が山原を5回TKOで圧倒。
ボクシング界の元WBC世界バンタム級王者である辰吉丈一郎(53)の息子である寿以輝(27)=大阪帝拳=が、フェザー級8回戦で山原武人(23)=泉北=と対戦し、5回にTKOで勝利しました。試合は、2年9カ月のブランクを経ての復帰戦であり、強力な打撃力を見せつけ、通算14勝(10KO)1分けの無敗記録を維持しました。
寿以輝はリング上で感慨深げに語りました。「ここまでの道のりは、本当に様々な困難があった」と。序盤からアマチュアエリートの山原に攻勢をかけ、1回で左フックでダウンを奪取。4回には猛攻を仕掛け、5回のラッシュでレフェリーが試合を止める結果となりました。
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試合に臨む中で、寿以輝は父親の激闘を思い浮かべました。「今回はケンカのような試合にしようと思っていました。父が97年に7回TKOで王座を奪回した試合前に「年下に負けるわけにはいかない」と言っていたことから、年下の山原に対して「殴り合いでは絶対に負けない」と意気込みました。 寿以輝は年内には主戦場のスーパーバンタム級で日本ランキング入りを目指すと語りました。井上尚弥、亀田和毅、那須川天心らが存在する階級で、「私もデビューした2015年からずっと戦っています」と存在感を示していくとのことです。