岩井明愛、全英女子オープンで11位。海外試合に挑戦したい意欲も。

「AIG全英女子オープン・最終日:岩井明愛が見せた見事なプレー」

ウォルトンヒースゴルフクラブで行われた女子ゴルフのAIG全英女子オープン、最終日の模様をお伝えします(13日、パー72)。

21歳の岩井明愛(Honda)選手は17位からスタートしましたが、見事なプレーで4バーディーを記録し、3ボギーを挽回する71のスコアで回りました。これにより、通算スコアは2アンダーパーとなり、畑岡奈紗選手と並んで11位で競技を終えました。首位からスタートしたリリア・ブ(米国)選手は67のスコアをマークし、通算スコアは14アンダーパーとなり、4月のシェブロン選手権に続くメジャー2勝目を達成しました。古江彩佳選手と山下美夢有選手はそれぞれ70のスコアを記録し、西村優菜選手は73、勝みなみ選手は75でラウンドを終え、通算スコアはイーブンパーで21位でした。吉田優利選手は30位、西郷真央選手は36位、桜井心那選手は50位、川崎春花選手は73位で競技を終えました。

岩井明愛選手は独自のプレースタイルで、英国のファンを魅了しました。11番ホールのパー5では、ピンを直撃する見事な第2打を放ち、奥3メートルでボールを止めました。イーグルこそ逃しましたが、バーディーを楽々と奪いました。


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さらに、16番ホールのパー5でも2オンに成功し、バーディーを追加。岩井選手は「もう少しスコアを伸ばしたかったですが、風が吹いていてグリーンも速くなってきたので難しかったです」とコメントしました。それでも11位まで順位を上げ、畑岡選手と並ぶ日本選手最上位のフィニッシュを果たしました。

今大会は、岩井選手にとって海外メジャーの2戦目となります。双子の妹である千怜選手と共に出場した全米女子オープンでは予選落ちとなり、エビアン選手権には出場することができませんでした。しかし、今回のAIG全英女子オープンでは初日の3オーバーから立て直し、4日間の戦いを通じて頑張りました。予選落ち後も現地に残り、最終日を見守った妹とも感動的なタッチを交わしました。

未経験のコースで変化するコンディションに対して岩井選手は「もっと良いプレーができるはずだった箇所が多かったです」と振り返りましたが、「チャンスがあれば海外の試合に挑戦したいと思う」と、今後の意欲も新たにしました。