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大仁田厚、全日本プロレスへ。世界タッグ挑戦権は１２・１７ＦＭＷＥ横浜鶴見大会で決定。

大仁田厚、”邪道”の異名を持つレスラーが29日、全日本プロレスの「AJPW世界最強タッグ決定リーグ戦2023」後楽園ホール大会前に姿を見せた。

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チケットを持たずに、後楽園ホールの入り口を堂々と通過した大仁田は異例の訪問について、「大隅さん（PWフェデレーション会長代理人・大隅良雄氏）に、世界タッグ戦に挑戦させてもらえないか聞きに来た」と明かした。

大仁田は以前から、第97代世界タッグチャンピオンである斉藤ブラザーズの才能と将来性に期待を寄せており、自身の盟友である雷神矢口との特別試合が行われる12月17日の「FMWE年内最終年・OUT OF CONTROL～制御不能～」横浜・鶴見青果市場大会で、斉藤ブラザーズとの対戦が予定されている。

大隅氏を見つけると、大仁田は「12月のFMWEは雷神矢口選手のデビュー30周年記念試合。お祝いに世界タッグ戦に挑戦させてもらえませんか？」と丁寧に問いかけた。

困惑した大隅氏は、「ドリー会長に聞いてみないと…」と言いながらも、斉藤ブラザーズを呼びに行った。すると、斉藤レイが駆け寄り、「お前らが俺たちに勝ったら、挑戦させてやる！」と自信満々に答えた。 世界タッグ王座について大仁田は、「鶴田さんや天龍源一郎さん、そしてスタン・ハンセンやテッド・デビアスも獲得したベルトの重みを知っている。昔はそうそうたるメンバーが持っていたが、最近はパッとしなかった。斉藤ブラザーズが持ってから面白くなった。」と、PWフェデレーション認定世界タッグ王座に敬意を表して語った。