秋田は今季初の複数失点で敗戦…10人追加シュート 吉田監督「粘り強く信じ合ったゴール」


【写真】吉田監督

過去8試合でわずか2失点で4位だったブラウブリッツ秋田は、今季初めて複数失点で敗れた。 2020年、監督就任1年目でJ2昇格を牽引し、4年目と躍進を続ける。試合後の記者会見で吉田謙監督は「自分に何が足りなかったのかを自問自答し、チーム全員で戦いたい」と力強く語った。

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秋田は前半、4-4-2の堅実なブロックで、今季リーグ最多の13得点を挙げ、ロングボールやカウンターでゴールチャンスを作った東京Vを寄せ付けなかった。スコアは 0:0 で終了しました。しかし、指揮官は「自分達の距離感と、秋田が信じた距離感を生かし、助け合ってプレーしたと思う」と話した。 しかし得意の空中戦で後半6分に敗戦。右サイドでついていけずフリークロスを上げ、DF河野貴志がゴール前で競り負けると、落ちたボールにも詰められずに失点。吉田監督は「良いボールを上げさせない、競り勝つ、こぼれを全て拾う、その三つのうちの一つでもできていれば失点はなかった」と課題を指摘した。

しかし、指揮官はすぐに「最後まで諦めずにボールに食らいつく気持ちを植え付けられなかったのは自分のせいだと思う」今シーズン初の複数失点を許したが、最後の追い上げを見せた選手たちのことも称えた。 後半44分、MF吉田伊吹が足を負傷し、プレーを続けることができなくなり。指揮官は、「10人で戦う形となったが、熱意を失うことなく敵を圧倒することができた。それができるのは秋田だけで、それが1点という結果につながった。素晴らしい、粘りに粘った、信じ合ったゴールだったと思う」と熱弁した。

GK圍謙太朗もアディショナルタイムにゴール前に出て同点を狙った秋田。選手たちを信じて、みんなでゴールを目指し、最後までやり通せたと思います。なかなか追いつけなかったものの、吉田監督は「チームの強さ。だから、チームの力で、人の力で勝ち切れるチームをこれからも選手と共に目指したい」と力を込めた。