中日のOBは、低迷するチームに向けて「打てなくても苦笑いせず、打たれても笑うな」と若手選手に訴え、厳しい状況に対する提言を行いました。

中日のOBである今中慎二氏が26日、YouTubeチャンネル「ピカイチ名古屋チャンネル」に登場し、低迷する中日についてコメントしました。

今中氏は、強い中日を再興するために必要なことについて問われ、「チーム全体の一体感が大事です。選手、コーチ、監督、フロント、サポートスタッフ全員が同じ方向を向いて、どうやってこの難局を乗り越えるかを示せば、良い方向に向かうでしょう。何か、一体感を感じませんね」と述べました。

彼自身がエースとして活躍し、93年に17勝を挙げた今中氏は、「若い選手たちは、我々の時代も必死にやっていました。中村さんや立浪さん、種田さんなども同じ。今の若い選手たちは、打てなくても笑顔でいるのを見て、物足りない気持ちになります。出て当然のような表情になっているけれど、もっと本気で向き合ってほしい。打たれて笑ってばかりではいけません」と語りました。

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また、今中氏と中村武志氏は、現役時代に試合後に笑顔を見せた選手が監督の星野仙一氏に鉄拳制裁を受けたエピソードも共有しました。

今中氏は、現在は左肘手術でファームリーグで調整中のエースについて触れ、「大野(憲司選手)に、ホームランを打たれて笑っているのを見ました。『打たれて笑ってる場合じゃない。周りが見ている。お客さんも見てるし、後輩も見ている。打たれて笑っているのはよくないぞ』と伝えました。悔しさを見せることは重要です。形だけでも悔しがることが大切です」と伝えました。 中日は、2011年以来リーグ優勝から遠ざかり、過去10年間でAクラス入りは20年に1度だけ。今季も最下位に低迷しています。今中氏はOBとしてチームの現状に歯がゆさを感じており、中村氏と共に「緊急提言」動画を通じて意見を述べています。