辰吉寿以輝が2年9カ月ぶりの試合を行うことが決まりました。対戦相手はアマ強豪の山原武人で、彼は「何でもいいからまず試合をしたい」
元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(53)の次男である大阪帝拳の寿以輝(26)が、2年9カ月ぶりに試合に出場することが決定しました。彼は8月6日に大阪市のエル・シアターで行われる大鵬ジム主催の興行で、山原武人(23)とのフェザー級8回戦に臨みます。寿以輝はデビューから13連勝(9KO)し、2020年には日本スーパーバンタム級で最高7位にランクインしました。彼は日本王座にも挑戦する可能性を秘めていました。しかし、同年の11月6日に今村和寛との試合で負傷引き分けを経験しました。その後、2021年9月に予定されていた試合も自身の負傷により中止となり、試合から遠ざかっていました。
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今年に入ってからは練習を本格化させ、ランキングからも名前が消えてしまった彼は「とにかく試合をしてランキングを取り戻したい」と意気込みを語っていました。4月には大阪での興行で観客の前で3ラウンドの公開スパーリングを行い、実戦復帰に向けて準備を進めてきました。
彼には1月31日に第2子となる長男の秀弦ちゃんが誕生し、試合直前の8月3日には27歳の誕生日を迎えます。デビューから8年以上の歳月が経過し、「(辰吉)ジュニアなんて言われる年ではない」と彼は覚悟を決めています。
対戦相手の山原は強豪であり、興国高校から大商大学に進み、アマチュア戦績では45戦29勝16敗の成績を残しました。彼は東洋太平洋フェザー級王者である堤駿斗を擁する東洋大学との全日本大学王座決定戦でも戦い、大学2年時には全日本選手権ライト級で準優勝の成績を収めています。プロ戦績は3戦2勝(2KO)1敗です。