井岡一翔、エストラーダ戦実現へリスクを冒しKO目指す、食事でも肉摂取でパワーアップ。

「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(6月24日、大田区総合体育館)

井岡一翔(34)、前WBO世界スーパーフライ級王者の志成として知られる選手が19日、都内で行われた練習を一般公開した。今回のジョシュア・フランコとの試合でKO勝利を収め、メキシコのフアンフランシスコ・エストラーダとのWBC王者戦を目指すと宣言した。

井岡はWBO王座を手放し、初めてのダイレクトリマッチを実現させることになった。「はっきりと言えば、彼を倒しに行く。それだけだ。先のことを考えれば負けるわけにはいかない」と彼は断言した。先のこととは、これまでに何度も名前を挙げてきたエストラーダとの対戦だ。「彼との統一戦が最低条件だ。ベルトを保持して、彼に振り向いてもらえるようにする必要がある」と彼は理由を明かした。

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彼は食事面でも変化を取り入れた。過去数年間の米国合宿では肉を摂らなかったが、今回はそれを変えた。「牛肉を摂ることで闘争本能やパワーが湧いてくると感じる」と彼は効果を実感している。彼は日本人として最多の20勝を誇っているが、「リスクを取る覚悟があっても、必ずKO勝利を目指す」という決意をにじませた。