なでしこ、スペイン撃破で3戦無失点首位突破。宮沢選手が2得点、再び世界一を目指す。

「日本代表、女子W杯・1次リーグC組でスペイン代表に4-0で圧勝」(2023年8月1日、ウェリントン)

女子W杯1次リーグC組の最終戦で、世界ランク11位の日本代表が同6位のスペイン代表に4-0で快勝し、3連勝で同組1位での決勝トーナメント進出を決めました。1回戦は8月5日に、A組2位で同12位のノルウェーと対戦します。日本代表は、前回のコスタリカ戦で2-0で勝利した試合から先発を5人入れ替え、FW宮沢ひなた(23歳、マイナビ仙台所属)が2得点を挙げました。また、今大会初先発のFW植木理子(24歳、日テレ東京V所属)も1点を追加し、後半には途中出場のFW田中美南(29歳、INAC神戸所属)が1点を追加しました。スペイン代表は2位で1次リーグを通過しました。

試合は前半12分に盛り上がりました。日本代表の宮沢が献身的に守備に加わりながら、相手の隙を突いて得点を挙げました。彼女は速攻で輝きを放ち、「特徴のスピードを生かす瞬間を考えていた」と喜びの表情を見せました。

前半12分、左のMF遠藤が高い相手守備ラインの背後に低いクロスを送り、宮沢が素早く左足でゴールを決めました。同40分には、MF長野のインターセプトを合図に自陣からスピードを出し、植木が宮沢からのパスを受け、右足でゴールを決めました。

スペイン代表がボールを保持して攻撃を組み立てるに対し、日本代表は守備ラインを下げて人数をかけて対応し続けました。全員が守備に徹し、日本のボール保持率はわずか24%でした。日本は相手の背後に空いたスペースを突いて速攻を仕掛けました。


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試合の2日前には、昨年11月に主力不在のスペイン代表に0-1で敗れた試合の映像を全員で見直しました。そして、池田監督の指導の下、2018年U-20W杯で優勝した際の相手がスペインだったこともあり、メンバーの一部が再び代表入りしました。宮沢、遠藤、長野など7人が先発出場し、日本代表は強力な戦いを見せました。

宮沢は「池田監督と一緒に再び世界一を目指したい」と語りました。彼女の今大会での計4得点は、日本代表史上2位となる記録で、11年大会で5得点を挙げた澤穂希に次ぎます。23歳の逸材が12年ぶりの頂点を目指しています。 宮沢ひなた(1999年11月28日生まれ、神奈川県南足柄市出身)は、南足柄市の向田サッカークラブでサッカーを始め、星槎国際高校から日テレ・ベレーザに所属し、21年にマイナビ仙台に移籍しました。U-17やU-20のW杯にも出場し、2018年の国際親善試合・ノルウェー戦で代表デビューを果たし、昨年1月の女子アジア杯・タイ戦で初ゴールを挙げました。身長160センチ、体重48キロです。