田中美南、「楽しみ」で準々決勝スウェーデン戦に臨む。五輪の借りをW杯で返す覚悟。
女子サッカーのワールドカップで、スウェーデンとの準々決勝(11日)に備える日本代表「なでしこジャパン」は9日、ニュージーランドのオークランドで冒頭15分を除いて、非公開で約1時間練習しました。東京オリンピックでスウェーデンに敗れた際の唯一の得点を挙げた田中美南(INAC神戸)は、雪辱を期す一戦に「楽しみ」と意気込みを語りました。
東京五輪でのメダル獲得の夢は潰えました。2021年7月30日、埼玉スタジアムでの準々決勝。高さと速さを兼ね備えたスウェーデンに序盤から猛攻を受け、1-3の完敗を喫しました。
その試合で唯一の得点を挙げたのは田中美でした。前半23分、MF長谷川の右クロスを左足で合わせてゴール。2試合連続の得点。しかし、敗北の結果に対しては「悔しい」と声を上げました。不完全燃焼の夏が終わりました。今回、リベンジのチャンスが巡ってきました。
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「あの時は、チーム全体として最大限のパフォーマンスができました。今はメンバーも変わっています。より良い状態で試合に臨めると思うので楽しみです」と田中美は述べました。初戦のザンビア戦での5-0の勝利スタート、スペインに対する4-0の圧勝。グループリーグを3試合無敗で突破し、ノルウェーとのトーナメント1回戦でも安定した勝利でベスト8入りを果たし、チームは好調を維持しています。
スウェーデンとの大一番。王者米国に打ち勝ったスウェーデンとの対決です。東京オリンピックでは2トップだったが、現在は3トップで、前線3人の連携が高まっています。「良い連携の中でチャンスを作り出せています。ペナルティーエリア内での連携は期待できると思います」と田中美はリベンジに向けてイメージを膨らませました。