プロ野球選手会は、不起訴処分となった西武の山川選手に関し、「客観的事実に基づく慎重な対応を」呼びかけました。

プロ野球選手会は、今月30日、プロ野球西武の山川穂高内野手(31)が東京都内のホテルで知人女性に性的暴行を行った疑いで書類送検されていましたが、その後、不起訴処分となりました。この結果を受けて、メディアやファン、球団に対して慎重な対応を呼びかけました。

日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は以下のように述べています。

「本日、当会の会員である山川穂高選手(以下「本件選手」とします)について、東京地方検察庁より不起訴処分が出されました。不貞行為に関しては、特にご家族との関係において反省すべき点があるものの、本件選手から相手方への和解金などの支払いは行われておらず、相手方が警察に申告した事実関係について、相手方の主張を支持する証拠は認められませんでした。

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当会は、これまで当会の会員および将来の会員のためにも、このような騒動が生じた場合には、客観的な事実と責任の所在を慎重に検討し、適切に対応してきました。今回の件については、客観的な事実に基づかないメディア報道やソーシャルメディアの投稿が続き、それに伴い本件選手に対する根拠のない中傷や、本件選手が所属する埼玉西武ライオンズ球団や親会社である西武グループに対しても、客観的な根拠のない苦情が寄せられています。これまでの騒動は、客観的な事実に基づかない片寄った言動によって引き起こされたものもあり、全ての責任が本件選手に帰属するわけではありません。

メディアやファンの皆様、埼玉西武ライオンズ球団におかれましては、今後も東京地方検察庁から不起訴処分が出されたことを踏まえて、客観的な事実に基づいた慎重な対応をお願い申し上げます。

プロ野球選手にとって、プレーの限られた時間は非常に貴重なものです。本件選手が再びグラウンドでプレーできるよう、静かに見守っていただければ幸いです」 昨年11月、山川は東京都港区のホテルで20代の女性に性的暴行を行った疑いで、5月23日に書類送検されました。警視庁は「厳重処分」ではなく、検察の判断に委ねる「相当処分」の意見を付けました。その後、東京地検は嫌疑不十分として不起訴処分としました。山川は5月12日に「コンディション調整」を理由に出場選手登録を外れ、その後は球団施設で3軍の練習に参加していました。